障子の張替えについて
障子の張り替えには、とても多くの作業・工程を要します。
ここでは障子を張り替えるのに、どのような作業工程があるのか、簡単にご説明します。
1.障子を洗います。
まず初めに障子を洗います。
「障子を洗う」というのは独特の表現方法ですが、簡単に言えば障子を水で濡らして、糊を溶かし、古い障子紙をはがします。
古い障子紙をはがし終えたら、障子紙を貼る面を綺麗にすると共に、硬く絞った雑巾で余分な水分を取り除きます。
この障子を洗うという工程は、意外と手間のかかる作業になります。
2.障子を乾燥させます。
濡れた障子を、しっかりと乾燥させます。
ここで障子をしっかりと乾燥させておかないと、この後で障子紙を貼った時に綺麗に貼れないことがあります。
3.障子紙を貼ります。
障子の組子等に糊を塗って、障子紙を貼ります。障子紙にたるみがなくピンと張るのが、難しい作業です。
4.障子紙を裁断します。
障子紙を貼ったら、障子紙を裁断します。5.障子を乾燥させます。
障子紙を貼り終えたら、糊が乾くまでしっかりと乾燥させます。障子の張替えには、以上のように多くの作業工程を経て、時間をかけて、やっと張替えが完了します。
また上記の作業以外に、障子の引き取りや納品、調整など、多くの時間と手間を要します。
弊社では作業工程を省いたり手を抜いたりすることなく、しっかりと誠実に作業を行っております。
このように多くの時間と手間をかけた障子の張替えですが、弊社ではお値打ちな価格でご提供させていただいております。
【参考】
弊社では「建築基準法施工令第20条の5第4項 国土交通大臣認定品」の糊を使用しております。
この糊は、ホルムアルデヒド放散量等級は「F☆☆☆☆」で、最高評価で使用制限のない最も安全な糊です。